カウンセリング
心理テスト Vineland-Ⅱ
このテストは適応行動尺度でコミュニケーション能力(受容言語、表出言語、読み書き)、日常生活スキル(身辺自立、家事、地域生活)、社会性(対人関係、遊びと余暇、コーピングスキル)、社会性(粗大運動、微細運動)の状況を確認することができます。このテストの利点は対象者が0歳から92歳11ヶ月と幅が広いこと、状況の確認は対象者をよく知っている人(家族や介護者など)であり、対象者がいなくても実施できること、医療保険で実施できること、診断に直結するものではなく、実生活の状況の把握が主で、医療機関だけではなく、教育現場や放課後児童サービスなどにも活用することができます。不登校や引きこもりの相談では、対象者が長期にわたって来談しないことも多く、親からの聞き取りによって、発達や生活スキルの状況を把握することができます。検査者としても対象者が来談せずとも、言語能力や生活スキルをある程度把握できることで、支援計画を立てやすくなることが大きなメリットと言えます。