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コラム

【書評】通常学級におけるADHD児が集中できる授業 集中できない授業2

通常学級におけるADHD児が集中できる授業 集中できない授業 ADHD児支援の基礎・基本 東北福祉大学名誉教授 阿部 芳久著

薄い書籍ですが、ADHDとの関わり方の要点が濃縮されていて、とてもわかりやすい内容となっていますが、「ADHD児との信頼関係を形成する手立てとして

1 ADHD児の感情や気持ちを受容する
これはADHDだけではなく、ASDにもよく指摘されるところです。ASDでは癇癪が多いので、こうした感情を受け止めると落ち着くことが多いものですが、たぶんADHDもそうかと思います。そうすると良い関係が維持される可能性が高まります。

2 ADHD児の気持ちや考えを理解するように努める
 転導性、刺激探求性、抵登録などADHDの特徴を事前に知っておかないとすぐには気づきにくいものですが、知っていると総合理解が深まるような気がします。

3 支援する側の気持ちを率直に打ち明ける
 ADHDだけでASDにも言えることですが、忖度は良い意味でも悪い意味でも難しいので、単刀直入のほうがわかりやすい場合がおおいでしょうね。