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ブログ | E-Life カウンセリングセンター

禁煙

禁煙セラピー 特別のタバコ

喫煙者の方であればわかるかと思うのですが、特別にうまいと感じるタバコがあります。それは銘柄のことではなく、どういった環境でうまいと感じるかということです。そしてこのうまいと特別に感じる環境で禁煙が失敗してしまうことが多くあります。よくあるのは「宴会」です。宴会で再喫煙してしまうことは非常に多いものです。なぜでしょうか。ひとつは水分です。タバコを吸うと喉が渇くのです。そこで渇きを潤すものがあれば喫煙しやすいといえます。端的にいうとアルコールです。アルコールやコーヒーとタバコは非常に相性のよいものです。特にアルコールを入れると、今まで吸ってはいけないという禁止の制御が解除されてしまうのが大敵です。それから喫煙者は宴会では本数が増えるので、禁煙実践者もタバコのにおいに晒されることが多いのです。そうなると喫煙時の記憶が想起されるので喫煙欲求が強くなります。また喫煙者も理性的なものが緩みますから、禁煙している方を喫煙へと誘ってしまうこともあります。これはラスボスです。喫煙者は不意をついて誘ってきますので、その誘惑に負けてしまいます。「今日の1本くらいなら大丈夫だよ」とか「一緒に喫煙室にいかない」などは殺し文句です。したがって禁煙間もない方については宴会は出席を控えてもらうようにするか、参加する場合はしっかりと準備することをおすすめしています。例えばアルコールではなく、お茶にするといったことで、理性を保った状態にすることや、同僚に誘わないでほしいと伝えることもひとつの方法になります。それから喫煙者と離れるように席にしてもらうのも有効です。禁煙セラピーではそもそも喫煙に意味がないと学びますので、そういった場所に遭遇してもある程度対応できるかと思いますが、油断は大敵なので、上記のような準備をしておくことをおすすめしています。禁煙セラピーでは本当の禁煙成功者は喫煙者に哀れみをもつようになるとお伝えしています。理由は真の禁煙成功者にとっては喫煙者はタバコの奴隷のようにしかみえなくなるからです。可哀そうにみえるのです。ですから宴会などで喫煙者を見たときに羨ましいと思うのではなく、哀れみを感じるようであれば、成功しているし、そうでなければ禁煙セラピーの本質を完全には掴んでいないということになります。そういう点で、宴会は禁煙成功のリトマス試験紙のようなものです。ある程度、落ち着いて宴会に参加し吸わずに済むようようであれば、ほぼ成功したといってよいかと思います。もっとも自分が成功しているかどうか試すために宴会に行く必要はありません。禁煙セラピーではほしいとおもわない日が自然とやってくるとお伝えしています。本当に禁煙者になったか試してみようと思っている状態であれば、禁煙者としては途上の段階だと考えます。

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