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禁煙

祈り 禁煙支援18

 祈りと聞いてみなさんはどんなことを思い浮かべるでしょうか。多くの方は宗教的な印象を持つのではないでしょうか。宗教によっては祈りを重視しているところもありますが、無宗教だから祈りに意味がないということではないと思います。何か本当に実現したいことがあれば人は祈りをささげるものです。アルコール依存症や薬物依存症の自助グループでは平安の祈りを読み上げます。平安の祈りは神学者であるラインホールド・ニーバーの文章をもとにしています。内容は以下の通りです。読み上げるのは前半ですが、後半も非常に美しい文章となっています。原文ではこの後も続きます。

平安の祈り by ラインホールド・ニーバー

神様、どうか私にお与えください
変えられないものを受け入れる心の平安を
変えられるものを変える勇気を
そして、その違いを見極める知恵を

与えられた一日を精一杯生きることができるように
一瞬一瞬を楽しむことができるように
苦しみは平安への通り道であることを
受け入れることができるように
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 依存症はとても手ごわい病気です。依存症を専門とする病院のいくつかは断酒会やアノニマスグループといった自助グループの支援を受けています。どうしても医療的なケアだけでは依存症の治療には限界があるからです。この平安の祈りはどうしてこのように支持されているのでしょうか。依存症になると健康、社会的評価、家族などとても重要なものを失ってしまいます。こうしたどん底の中で回復したいと思う方にとって、この祈りが非常に勇気づけられる内容になっているのではないでしょうか。こうした祈りの中で依存症を克服する知恵を一歩一歩獲得していきます。
依存症は自分の意志、特に我慢だけでは克服が難しいのです。もちろん禁煙に関しても我慢で克服した人は多くいるかと思いますが、再発する可能性が極めて高いのです。この祈りのように謙虚な心境の中で、依存症から回復された方に心より敬意を表したいと思います。

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