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ブログ | 心の傷を癒す新しい選択肢。オンラインで手軽に。EMDRとフラッシュテクニック ソマティックエクスペリエンシング

ソマティック・エクスペリエンシング™︎

ソマティックエクスペリエンシング™︎による不安症の流れ

不安が強いとき、頭の中の心配や予感よりも先に、身体のほうがざわざわと落ち着かなくなることがあります。ソマティックエクスペリエンシング(SE)は、その“身体の反応”にそっと寄り添いながら、不安で揺れやすい神経の働きを少しずつ整えていく方法です。特別な呼吸法を頑張ったり、気合いで不安を抑えつけたりする必要はありません。むしろ「今、自分の身体がどう感じているか」を静かに見つめ直すことで、不安に振り回されにくい土台を作っていきます。

不安が続くと、体は常に緊張し、呼吸は浅く、心臓は忙しく動き、周りの小さな刺激にまで敏感になります。考えごとが止まらず、頭の中で未来の心配がずっと流れ続けるような状態になることもあります。SEはこうした状態を「危険に備えた神経の働きが強まりすぎている」と捉え、まずはその過剰な反応をゆっくり穏やかにほどいていきます。

最初に行うのは、あなたの身体が“少し楽になれる瞬間”を探すことです。椅子の背もたれの支え、足裏の安定した接地、部屋の中で安心できる方角、呼吸がふっと軽くなる一瞬。こうした小さな「安心の手がかり」を見つけるのはとても大切です。理由は、これらがあると不安に触れたときでも、その安心へ戻る道が用意されるからです。

不安そのものに向き合うときは、無理に深く入っていきません。たとえば胸のざわつき、肩の緊張、胃の重さ。そういった感覚に「少しだけ」触れ、また安心の感覚に戻ります。これを何度も行き来させることで、不安の波に飲まれにくくなり、身体が自分でバランスを取り戻す力が育っていきます。

ときどき、体が自然に動いたり、ふっと呼吸が深くなったり、あくびやため息が出たりすることがあります。これは、これまで身体に押し込められてきた緊張がほどけ、未完了の反応が静かに収まろうとしているサインです。強制するわけでも、劇的な変化を求めるわけでもありません。ただ身体が必要な方向へ向かうのを支える、そんなイメージです。

また、不安のある人は、外が安全でも心の中では警戒が続いていることが多いものです。そのため、周囲の空間をゆっくり見回し、「ここは危険ではない」と身体のほうが納得していくような時間も大事にします。視界が広がり、首や肩の力が抜けてくるのを感じる人もいます。

SEを続けていくと、漠然とした不安が弱まり、呼吸が自然に深くなり、日常の小さな刺激に振り回されにくくなることが増えていきます。パニック発作が起きにくくなる人や、朝の不安が軽くなる人、思考の渦から抜けやすくなる人もいます。眠りの質が改善したり、人混みや外出への負担感が和らいだりすることもあります。

SEは不安を“消す”ための方法ではありません。不安があっても体が大きく揺れず、落ち着きの場所に戻れるようになることを目指します。神経の働きが整ってくると、不安に対して以前ほど敏感に反応しなくなり、日々の生活に余裕が生まれてきます。

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