カウンセリング
ソマティック・エクスペリエンシング™︎のSIBAMを用いたセッションの流れについて
ソマティック・エクスペリエンシングですが、名前が長いのと米国で開発されたものなので、どのようなものかイメージしにくいかと思います。典型的なセッションの要点を書き出して見ました。
SIBAMについて
Peter Levine が整理した 体験の五つの構成要素です。
• Sensation(感覚):体の内外で生じる感覚(熱い、冷たい、圧迫感など)
• Image(イメージ):心に浮かぶ映像、記憶、象徴的なイメージ
• Behavior(行動・運動):体の動き、衝動、姿勢
• Affect(感情):喜び、恐怖、怒りなどの情動
• Meaning(意味づけ):体験の理解、気づき、物語
これらが絡み合って「トラウマ記憶」や「安全の感覚」が形づくられます。
セッションの進行プロセス(典型例)
実際の流れはクライアントの状態によって変わりますが、SIBAMを使うと次のように進みやすいです。
1. リソース化(安全づくり)
クライアントが安心できる体験や身体感覚に注意を向ける。
例:「椅子の背もたれに体が支えられている感じを探してみましょう。」
2. 体験の入口を見つける
トピックや課題を語る中で、身体に現れる感覚に注意を向ける。
「それを話すと胸のあたりが重くなる」といった気づきが出てくる。
3. SIBAMの五側面を追う
セラピストはクライアントの体験を 五つのチャネルから探る。
例:「胸の重さはどんな質感ですか?」
Image:「そのときどんな映像やイメージが浮かびますか?」
Behavior:「体は何か動きたがっていますか?」
Affect:「感情としてはどんな色合いでしょう?」
Meaning:「それにどんな意味がありそうですか?」
4. ペンデュレーション(揺れ戻し)
苦しいチャネルからリソース的なチャネルに戻す。
「胸の重さを感じたあと、椅子に支えられる感覚に戻ってみましょう。」
5. 未完了の反応を完了へ
凍結していた行動の衝動(逃げたい、押し返したいなど)を安全に体験し直す。
例:「腕が前に伸びたがっているようですね。ゆっくり押し返す動きを試してみましょう。」
6. 統合(Meaningの深化)
新しい意味づけや気づきが自然に浮かんでくる。
「今は、あの出来事を思い出しても前よりずっと軽い感じがします。」
このような感じでセッションが進んでいきます。ご参考ください