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カウンセリング

試験不安のある児童思春期の生徒に対するフラッシュテクニック(The Frash Technique:シングルセッション)の効果について

試験不安のある児童思春期の生徒に対するフラッシュテクニック(The Frash Technique:シングルセッション)の効果について

これはトルコで実施されたフラッシュテクニックの効果検証の研究です。対象者は8年生とありましたので、高校受験をひかえた生徒を対象としているということだと思いますが、詳細は不明。対象者は試験不安やトラウマ体験をもつ40名です。は2名の心理カウンセラーによってフラッシュテクニックを実施しています。データの収集は児童うつ病尺度(Kovacs 1981)、児童および青年の心的外傷後反応尺度(Pynoos 1987)、試験不安尺度(Balta 1999)によって確認をしています。確認はフラッシュテクニックを実施する前、実施後、1ヶ月後のフォローアップの3回で評価しています。

フラッシュテクニックの内容

参加者は「フラッシュ」というと3回の瞬きをする。その間は左右の膝をタッピング。ポジティブな記憶だけを考える。ネガティブな記憶が生じた場合は、その記憶は蝶のように飛んでいくと教示。その他の流れは標準的なフラッシュテクニックのため割愛

 

結果

トルコ語なのでわかりにくいところもあるのですが、①は児童および青年の心的外傷後反応尺度、②は児童うつ病尺度、③は試験不安尺度になります。3段の上段がフラッシュテクニック実施前、中段は実施直後、下段は1ヶ月後のフォローアップとなっています。どの尺度もフラッシュテクニックを実施した後は有意な低下が見られます。フラッシュテクニックはEMDR同様にトラウマだけに限定されない横断的は心理療法であることが示唆されます。興味深いのは効果としてはフォローアップの1ヶ月後の効果が大きいということです。効果の維持というよりもより大きくなっているという印象を持ちます。EMDR同様、効果は数日たってからということでしょうか。本研究は男女比や年齢分布など不明な点も多くあるのですが、児童思春期におけるフラッシュテクニックの可能性を期待させる研究ではないかと思います。

https://dergipark.org.tr/tr/pub/ulasbid/issue/75062/1239585

SINAV KAYGISI OLAN ERGENLERDE FLASH TEKNİĞİNİN TEK SEANSLIK ETKİSİNİN İNCELENMESİ: BİR GRUP UYGULAMASI

Yıl 2023, Cilt: 7 Sayı: 1, 222 – 231, 25.03.2023

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