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カウンセリング

13.「うつと不安への認知行動療法の統一プロトコル」第11章「 感情エクスポージャー」 デビッドH.バーロウ

感情エクスポージャー

ここでは自ら生じている感情について学んでいきます。感情は生きていくために重要ですが、生じた感情と実際とが不釣り合いな場合も少なくありません。特に回避行動を起こすと実際に起こることを体験的に認識できないことから、新しい学習をすることができません。例えば、何かの集まりを回避してしまえば、実際にその集まりに参加して楽しかった、あるいはたいした事ではなかったと言うことを体験する事はできないと言うことです。このことについて頭で理解できたとしても、実際に体験していかないとうまくいきません。自転車の乗り方をいくら本で読んで学んだとしても、実際に失敗しながら試行錯誤をしなければ自転車に乗れるようにはならないでしょう。英単語をひたすら覚えるだけでは、英会話は上達することはできません。英語を実生活の中で使っていくことによって向上していきます。ここでは今まで回避してきた感情に向き合います。それは自分のネガティブな反応に正面から向き合っていくことになります。実際に向き合い何が起こるかを観察していく必要があります。パニックを恐れて何もしなければこれを克服する事はできないのです。とは言え、いきなり困難な場面に向き合うことには大きなストレスがかかります。心理療法としてはエクスポージャー(暴露)が重要になります。

エクスポージャーには3つあります。

イメージ・エクスポージャー

イメージ・エクスポージャーは比較的安全な技法で、困難な場面を思い浮かべてもらい、そのことに慣れるようにします。当センターではこのエクスポージャーについては必ず、副交感神経(リラックスしている状態)に戻るようにしています。ソマティックエクスペリエンシングでも交感神経から副交感神経を振り子のようにたどっていくプロセスを重視していますが、これに倣った方法で実践しています。イメージでも身体反応は生じますので、この反応の変化を観察していくことも重要なことです。

状況・エクスポージャー

状況エクスポージャーは実際に不安となる場面に挑戦することになります。メリットはイメージと違い実際に行うので、不安に思っている点が実際に起こるのかどうかを検証することができます。不安がどのぐらいの確率で起こるのかを事前に話し合い、ほんとにその確率が起こるのかどうかを見極めることが非常に重要となります。デメリットとしては負担が大きいことから、途中で回避してしまうこと、実際の場面が設定しにくいこと、例えば遠方であったり、雷のように意図的の生じさせることができないような場面です。

内部感覚スポージャー

これは身体感覚を伴うような不安。典型的な症状としては、パニック障害を挙げられます。パニックに状態を意図的に作り出します。例えば、ストローで呼吸していくエクササイズ、運動して心拍数を上げるようなエクササイズなどが考えられます。こうしたエクササイズによって不快な身体感覚を作り出し、それに慣れていくことを学んでいきます。

 

学ぶ上で大切なこと

1.練習、練習、練習あるのみです。ずっと向き合わないようにしてきた状況であるがゆえに、その状況に向き合う習慣を獲得するには繰り返しの時間が必要です。

2.失敗やハプニングは貴重な体験となります

感情が辛すぎて回避してしまうことがあるかもしれません。がっかりする必要ありません。こういう時は自分を思いやるようにしましょう。チャレンジしたことを褒めていくようにしましょう。そうすることで人生に向かっていくようになります。

3.日課にしましょう

毎日コツコツ取り組むことが大切です。計画やスケジュールを立てて手帳に予定を書いておくのが良いでしょう。

4.回避を回避することが大切です

不安のここに克服にはこれが重要です

統一プロトコル

 

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