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カウンセリング

9.【書評】「うつと不安への認知行動療法の統一プロトコル」ワークブック改定第2版 第6章「 ありのままの現在に気づく」2 ビッドH.バーロウ

ありのままの気づきとは、良し悪しを決めつけずに、あるがままに感情を受け入れることを意味しています。感情を受け入れると言うのは、不快な感じに耐え難く感じるものです。
しかし、感情には何らかの役割があるので、こうした点を理解しながら、適切に反応できるようになることが大切になります。こうしたありのままに気づく練習を積み重ねていくことによって、感情が目の前の現実の状況を正しく反映しているかを見極めることができます。そのためには感情が悪いものだと決めつけずに、またその感情を紛らわす行動を取らずに、何もせず、ありのままに感情を観察する練習をすることによって、感情が自然に収まっていくことを体感的に理解することができるようになる練習をしていきます。

瞑想エクササイズ

自分自身をイメージして、自分の体が何に接しているかに注目していくサイズです。座っている椅子はどんな感じがするか、足の感じがどのようなものなのか、こういったことに意識を向けるエクササイズになります。

音楽をきくエクササイズ

ここでは、特別な感情を引き起こすいろいろな曲を聴くエクササイズになります。それぞれの曲を聴いている時は、過去や未来にとらわれないように、今の状態に意識を向けながら音楽を聴いてきます。

現在にとどまるスキル

ステップ1 現在の瞬間に戻れる手がかりに注意を向ける(呼吸、身体感覚など)

ステップ2 3つをチェックします
a 今、何を考えているのか
b 今、体に何を感じているのか
c 今、何をしているのか、何をしたいと思っているのか

ステップ3 以下を振り返る
a この反応(考え・身体感覚・行動)は現在の状況に合っているのだろうか
b 過去の記憶や未来の予想によって増幅されていないだろうか?

ステップ4 現在の瞬間に注意を向け直します

 

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