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カウンセリング

8.【書評】「うつと不安への認知行動療法の統一プロトコル」ワークブック改定第2版 第6章「 ありのままの現在に気づく」ビッドH.バーロウ

この章では「ありのままの現在の気づく」になります。このテーマは非常に重要で、マインドフルネスストレス低減療法などに用いられているものになります。 マインドフルネスと言うと 宗教的な考えを重視するところもありますが、UPでは全くありません。ここでは、認知行動療法らしく、感情の回避が症状を悪化させるものであり、それに対抗するために回避するのではなく、今起こっている感情そのものを受け入れることを学んでいきます。ありのままの現在への気づきとはどういうことなのでしょうか。この章では「 決めつけずに、ありのままを見つめること」、「今現在に注意を向けること」という練習をすることになります。 心理療法は知識だけではなかなか効果を出すことが難しいため、ここではいくつかのエクササイズを実施し、体験的にありのままの状態を認識していけるようにしていきます。エクササイズとしては瞑想があります。瞑想にはいろいろなやり方がありますが、ここでは呼吸に意識を向ける、身体感覚に意識を向ける、思考認識を受けるになります。とてもオーソドックスなやり方ではないでしょうか。UP では瞑想以外に「音楽で感情を喚起して練習する」があります。感情を引き起こすいろいろな音楽を聴いて、感情を喚起させます。こうした感情が喚起させることによっていろいろなことが思い浮かぶかもしれませんが、こうしたことを観察して、感情をコントロール化にしていくことを練習していきます。