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ブログ | 広島のカウンセリング・心理療法 E-Life カウンセリングセンター

心理療法・カウンセリング

忍耐で禁煙やダイエットをするとなぜ失敗するの?

ダイエットでも禁煙など依存に絡んだ問題では、そのまま忍耐で克服しようとしてもうまくいかないことが多いものです。健康診断で肺のレントゲン写真を撮影した際に影があり、タバコをやめるように指摘され、禁煙を決意したとします。最初はうまくいくのですが、渇望が生じ、それを我慢しないといけないと思った時に、何を我慢しないといけないかを想起します。タバコの場合は、すっきりしたとか、気分転換になったという体験も同時に想起します。こうなると喫煙を利点を想起するようになり、同時に喪失感が生じます。ダイエットでも同じことが言えます。太ることによるデメリットからダイエットを開始しますが、空腹感が食行動の利点を想起するようになります。特定の食べ物が思い浮かんだり、満腹感の心地よさを思い出したりします。こうなると喪失感は増大します。喪失感は感情ですから、身体反応を伴います。そのため、この不快感を解消するために強い渇望が生じます。こうして、禁煙の場合は再喫煙、ダイエットの場合は、リバウンドという悪循環に陥ります。こうした精神力で制御しようとする人は意志の強い人です。しかしそういう人はこの方法はうまくいきません。意志が強い人は何を制御しようとするかをたびたび意識化しないといけないからです。この悪循環に陥らないためには事前の準備が必要です。喫煙では喫煙のメリットがまったくないことを理解することが必要です。ダイエットでは空腹感を喪失感として認識するのではなく、どのような食べ方がよいのか、あるいはどのような食べ物のバランスをとるべきかの再考を促すサインと受け止めることが目標の達成には近道と考えます。