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ブログ | 広島のカウンセリング・心理療法 E-Life カウンセリングセンター

心理療法・カウンセリング

セルフ・コンパッションと自殺念慮の研究

自殺数ですが、全体としては近年減少傾向にありますが、子どもの自殺については、依然として高い水準にあるようです。自殺は複合的な要因で起こるため、そのタイミングを予測することは非常に難しいように思えます。そうなると日頃の予防が必要となります。自殺を高める要因の一つとしては、自己への攻撃性や自己肯定感の低さが関連していると考えられます。Hanna Suhらによるセルフ・コンパッションと自殺念慮や非自殺的自傷行動とのメタアナリシスでの研究では、ある程度の効果が見られました(Association of Self-Compassion With Suicidal Thoughts and Behaviors and Non-suicidal Self Injury: A Meta-Analysis)。セルフコンパッションセラピーでは自己へのいたわり、人間的共通性、マインドフルネスに重点が置かれています。自己へのいたわりについては、自己暴力の中和、人間的共通性についてはあなただけ苦しんでいるのではなく、多くの人間が背負ってきた苦しみでもあるという認識です。従ってこうした理解が深まると本人自身の孤独感の緩和が考えられます。マインドフルネスはさまざま意味づけがありますが、今ここに意識を向けることや感情調整も含まれているので、自殺リスクを高める心理的視野狭窄や衝動性を改善させる可能性があるように思えます。
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