コラム
【書評】自閉症スペクトラム障害のある人が才能をいかすための人間関係10のルール テンプル・グランディン ショーン・バロン著 ②
第2のルールは「大きな目でみれば、すべてのことが等しく重要なわけではない」です。ちょっと長いので、シンプルに表現すると、世の中、白黒だけではないということでしょうか。これはショーン・バロンによると定型発達の人には理解しにくいといいます。それほど彼は白黒思考が強かったようです。対処法としては感情を区別することや、度数、温度計、色などを使って感情のレベルを具体的に理解することをあげています。また身近な大人が感情が多様であることを口にだしていうことが大切としています。