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ブログ | 広島のカウンセリング・心理療法 E-Life カウンセリングセンター

禁煙

禁煙セラピー 喪失感

依存症に陥って、その回復を検討する際におさえておきたい心理としては喪失感です。これは記憶によって生じます。タバコの場合は、タバコを使用して良かった、あるいは助かったといった体験的記憶になります。ノンスモーカーにはこういった経験はありません。お薬で渇望をある程度抑えることができますが、この記憶を消すことはできません。しばらく禁煙できていたのに、しばらくするとまた喫煙することになるのは、この記憶が想起され、渇望が生じることが考えられます。この記憶が想起されるのは、ストレスがかかったときや、何かを失ったときです。たとえば、ペットの死や人間関係での信頼観を失ったときなどです。あるいは宴会など、喫煙場面と関係づけられる場面でも記憶が想起されます。すると「もう吸えないだな」といった喪失感が強くなり、それがしばらく続きます。そうすると渇望が生じて、喫煙願望が波のようにせまってきます。基本的にはこの渇望の波を生じないようにするためには、喪失感を正しく理解していくことが重要です。実は禁煙によって失うものはなにもないということです。