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禁煙

喫煙メリットという錯覚に気づく1 禁煙支援10

 依存症は身体的、心理的、習慣的な要素があると以前書きましたが、今回は心理的側面について書きたいと思います。心理的側面についてですが、依存症の方は意志が弱いというふうに考えている方が少なくありません。意志については定義が難しく測定が難しいものです。また喫煙者で偉業を成した方も多くいらっしゃいますので、意志の強弱や能力やパーソナリティーの問題ではなさそうです。禁煙セラピーを開発したアレン・カーによると意志ではなく、不安や喪失感といったものが禁煙を阻害する要素として考えていたようです。また喫煙に関する害も喫煙者本人は十分知っていると説きました。にもかかわらずやめることが出来ないのです。一方ノンスモカーには喫煙のメリットはまったくわかりませんし、必要だとはまったく思っていないでしょう。喫煙者も子どものころにはまったく不要で、これがないと生きていけないとは思ってはいなかったはずです。むしろ親が喫煙者だった場合に、なぜこんなまずいものを吸っているか理解できなかったかもしれません。しかし喫煙者は喫煙の継続とともに、タバコはなくてはならないものだと学習してしまっているのです。このことに喫煙者は気づくことができません。これは他の物質にもあてはまります。例えばアルコールは睡眠しやすくさせてくれるものだと思ってしまいます。覚醒剤はどうでしょうか。使用後はバリバリに仕事ができるという体験があるかもしれません。あるいはセックスを今まで以上に官能的なものと感じてしまう場合もあったでしょう。こうした体験の積み重ねによって、なくてはならないものと認識するようになります。しかしそれは錯覚なのです。薬が作り出す錯覚です。次回はタバコが作り出す錯覚について記載したいと思います。

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