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禁煙

禁煙のための心理療法 短期報酬と長期報酬

依存症に関連する考え方として、長期報酬と短期報酬というのがあります。依存症の場合、今現実にある問題、たとえばイライラ感とかさみしさといったものを短期でなんとかしたいという思いが強くなっている状態です。多くの場合は不快な身体感覚があることから、はやくなんとかしたいという思いが強くなります。一方で短期報酬を優先したため、長期報酬がもたらされないことになります。タバコの場合は健康問題や経済状況、社会的評価などです。この考え方はひきこもりなどのケースにもあてはめて考えることができます。ひきこもりの場合は対人関係での失敗が起因して、人との関係を避ける傾向が強まります。その結果、不快感覚を体験しなくてもよいという報酬が与えられますが、長期的なリスクはさらに強まってしまいます。こうしてひきこもりは長期化していくことになります。禁煙のカウンセリングでは、禁煙したのちのことをイメージしてもらいます。しっかりとしたヴィジョンを描くことはとても意味のあることです。ノンスモーカーになった自分、たとえば顔色が良く颯爽と仕事をこなしている自分の姿、経済的に余裕ができて、やりたいことをやっている自分、身体に気を使い、健康的な生活をしている自分、子どもができて、充実した生活をおくっている自分などをイメージしてもらいます。こうすることで、短期報酬に支配されない長期的なヴィジョンにそった行動を手に入れることができます。イメージすることは人間だけに与えられた特権なのでぜひ利用してみてください。