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禁煙

子どもの禁煙

禁煙セラピーでは伝統的には大人を対象としています。子どもを対象とした禁煙メソッドはいまのところ多くはありませんが、大人とは多少異なった方法が必要であると思います。児童思春期では独り立ちするために共通の仲間を欲することが多いですが、そこにタバコといった薬物が入り込むことで結束感を高める効果があります。残念なことにタバコは依存性が極めて強いため、仲間内で急速に喫煙者が増えてしまいます。それから好奇心もとても強い時期かと思います。さらには情報不足もあげられます。最初の1本が依存状態に陥ってしまうことを理解している子どもはほとんどいません。最初の一服は極めて不味く、まさかそれに依存してしまうとは思わないのです。大人へのあこがれということもあるかもしれません。「タバコとアルコールは20から」といったポスターをよくみますし、それは間違ったものではありませんが、喫煙が大人の仲間入りをするといった間違ったメッセージを伝えてしまうことには配慮が必要かと思います。就職した際は、周りとの対人関係に気を遣う時期です。どうしても先輩に誘われてしまうと断りにくい立場でもあります。それとADHD、特に多動・衝動の傾向のあるお子さんの喫煙はとても多い印象です。常にイライラしていますし、喫煙によって落ち着くといった効果がとても大きいように思われますが、他のドラッグに移行してしまうことも懸念されます。子どもの喫煙率はずいぶんと低下してきたと考えられます。おそらくへ啓発が功を奏してきたものと思われます。シンナー依存は最近ではあまりみられなくなりました。啓発と入手困難な状況にすると状況はとても改善されると思います。子どものための禁煙専門機関や方法の開発も必要かもしれません。