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心理療法・カウンセリング

セルフコンパッションと心理的視野狭窄

心理的視野狭窄はストレスがかかった状態や緊急性のある状況で、限定的な認知処理をおこなってしまい、多角的な視点がもてない状況のことをいいます。希死念慮が強い状態ではこういった狭窄状態にある場合も少なくありません。死ぬしか方法がないと考えてしまう状態です。難しいのはこうした緊急状態は頻繁にあるわけではないので、本人を含めて予測が難しいことです。希死念慮の強い状態では、過去の実績や社会的に貢献してきたことなどを一人で思い浮かべることは困難です。どちらかというと自分には価値がなく、生きていてもしょうがない、あるいは今の苦痛が永遠に続くと考えがちです。セルフコンパッションでは、今までに達成してきたこと、貢献してきたことなどを想起してもらうワーク、あるいは楽しい時間や今から楽しみにしていることなどを想起してもらうワークもあります。こうしたことを実施するは視野狭窄から脱却するために必要なことです。