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心理療法・カウンセリング

不安症の方への心理療法について

不安症は比較的心理療法が効果を発揮しやすい疾患のひとつと考えます。不安は過去の体験や身体反応、予測思考などが連動しておこると考えられます。カフェインなどの摂取物によっても影響を受けます。したがって心的な動きの調整や外環境の調整によって改善がみられる可能性があります。第一選択は認知行動療法かと思いますが、主な技法はエクスポージャーです。エクスポージャーは簡単に表現すると馴れになります。比較的新しい認知行動療法には瞑想などの身体的な要素を用いることがありますが、思考や身体感覚を観察するという点でエクスポージャーの要素を含んでいると思います。不安症の方は自律神経が交感神経に移行する速度がとても速い印象を受けます。不安症の改善していくには交感神経への移行をゆるやかなものにするか、交感神経に移行した状態を副交感神経の状態にスムーズ戻すようになるかのどちらかが考えられます。リラクセーションやエクスポジャーはそういう点で有効ではないかと考えます。瞑想の優れた点は思考を観察下におくことができるという点です。不安症の方は思考が将来的なものや過去の経緯と結びつきやすく、現実の状態に意識を集中することが難しい場合がおおいのです。これには少しトレーニングが必要で、瞑想以外には歩くことや体操やヨガなどもひとつのトレーニング方法といえます。茶道や書道などの習い事も今に集中するという点でトレーニングのひとつと考えられます。